1. これは何の話?

Alphabet CEOのSundar PichaiがQ4 2025決算発表で、2025年通期で初めて年間売上高4000億ドルを突破したと報告しました。12月にローンチしたGemini 3が全社の成長エンジンとなっており、Search、Cloud、YouTube、Waymoなど主要事業で強い実績を記録しています。テクノロジー業界やAI市場の動向に関心を持つビジネスパーソン向けに、決算のポイントを解説します。

Alphabet Q4 2025決算

2. 何がわかったか

Q4の主要業績として、Search収益は17%成長、YouTubeは広告とサブスクリプション合計で年間600億ドル超を達成しました。Google Cloudは収益48%成長で年間ランレート700億ドル超に到達し、バックログは前四半期比55%増の2400億ドルに膨れ上がりました。Geminiアプリは7.5億MAUを記録し、Gemini 3 Pro は歴史上最速で普及したモデルとなりました。消費者サービス全体で3億2500万以上の有料サブスクリプション、Gemini Enterpriseは800万以上の有料シートを販売しています。

3. 他とどう違うのか

GoogleはAIインフラからモデル、製品までのフルスタックアプローチを強調しています。自社TPUに加え、NVIDIAの最新Vera Rubin GPUプラットフォームも早期に提供予定です。Googleのモデルポートフォリオは、テキスト、ビジョン、Image-to-Video のLMArenaリーダーボードで首位を維持しています。

4. なぜこれが重要か

AI投資がSearch、Cloud、YouTubeなど全事業の収益成長を牽引していることが明確に示されました。2026年の設備投資1750〜1850億ドルという規模は、AIインフラ需要の継続的な拡大を示しています。

5. 未来の展開・戦略性

GoogleはAppleと次世代Apple Foundation Modelsの開発で協業することを発表しました。Waymoは6番目の都市マイアミでサービスを開始し、米国外では英国と日本への展開を予定しています。Google Antigravityは150万以上の週間アクティブユーザーを獲得しています。

6. どう考え、どう動くか

例えば、クラウドインフラやAIサービスを提供するベンダー選定において、Google Cloudの成長率と製品ポートフォリオの幅広さが評価ポイントになります。

指針:

  • Gemini 3 ProやEnterpriseの導入事例を調査し、自社への適用可能性を評価する。
  • Google CloudのAI製品ラインを競合(AWS、Azure)と比較する。
  • Alphabetの四半期決算を継続的に追い、AI投資トレンドを把握する。

次の一歩: ・今日やること:Gemini API の価格と機能を確認する。 ・今週やること:Google Cloud の導入事例を3件調査する。

7. 限界と未確定

  • 2026年CapEx予想は幅があり(1750〜1850億ドル)、最終的な投資規模は変動の可能性あり。
  • Apple との協業の具体的な製品内容や提供時期は未発表。
  • Gemini 3の単価あたりコスト削減78%の詳細な算出条件は公開されていない。

8. 用語ミニ解説

  • AIチップからモデル、製品まで一貫して自社で開発・提供するアプローチです。(フルスタックAI / Full-Stack AI)
  • 将来の契約収益として確定している受注残高です。(バックログ / Backlog)

9. 出典と日付

Google Blog(公開日:2026-02-04):https://blog.google/company-news/inside-google/message-ceo/alphabet-earnings-q4-2025/