1. これは何の話?

物流センターの自動化を検討する物流・EC事業者向けに、ソフトバンクロボティクスがSBフレームワークスの川崎事業所に大規模な自動化システムを導入することが発表されました。高密度自動倉庫「AutoStore」を中心に、ピッキングロボットと自動フォークリフトを組み合わせた包括的なソリューションです。
一行図解:入荷 → AutoStoreに保管 → Berkshire Greyがピック → BALYOが搬送
2. 何がわかったか
導入されるAutoStoreはロボット160台、ビン65,000個、ワークステーション(ポート)28台の大規模構成で、高スループットを実現します。最新モデルのワークステーション「FusionPort」を採用し、自由度の高いレイアウト設計により防火区画をまたいだ設置が可能になりました。
ピッキングロボット「Berkshire Grey」は、ロボットアームによるピッキングに加え、入荷商品のAutoStore保管容器への移し替え作業も自動化します。
3. 他とどう違うのか
今回の導入は単一システムではなく、AutoStore・Berkshire Grey・BALYOという異なるベンダーの技術を組み合わせた「全体最適化」アプローチです。ソフトバンクロボティクスが世界の多様な自動化設備を統合するインテグレーターとして機能している点が特徴的です。
4. なぜこれが重要か
物流業界では人手不足が深刻化しており、自動化は避けられない方向です。ロボット160台という規模は国内でも大型の部類であり、成功事例として他の物流センターへの波及効果が期待されます。また、防火区画をまたぐ柔軟な設計は、既存施設へのレトロフィット導入のハードルを下げます。
5. 未来の展開・戦略性
ソフトバンクロボティクスはSB C&Sグループの物流を任されるSBフレームワークスへの導入を通じて、自社グループ内での実績を積み上げています。この実績を武器に、外部顧客への提案を強化していく戦略が見えます。
6. どう考え、どう動くか
例えば、年間出荷件数100万件を超える物流センターを運営する事業者は、AutoStoreのような高密度自動倉庫の投資対効果を試算する価値があります。
指針:
- 自社倉庫のSKU数・出荷頻度分布を分析し、自動化の優先領域を特定する。
- ソフトバンクロボティクスに類似規模の導入事例と概算費用をヒアリングする。
- 段階的な自動化ロードマップを策定する。
次の一歩:
- 今日やること:自社倉庫の出荷データから最頻出SKU上位100品目を抽出する。
- 今週やること:AutoStore・Berkshire Grey・BALYOの製品資料をそれぞれ入手する。
7. 限界と未確定
- 導入コスト・投資回収期間は公開されていない。
- 稼働開始は2026年1月以降予定だが、具体的な日程は未公表。
- 川崎事業所の取扱商品カテゴリ・規模は詳細不明。
8. 用語ミニ解説
- 四角い容器(ビン)に商品を保管し、ロボットが取り出す自動倉庫システム。(AutoStore / オートストア)
- ロボットアームで商品を識別・把持する自動ピッキング技術。(ピッキングロボット / Picking Robot)
9. 出典と日付
LNEWS(公開日:2025-12-11):https://www.lnews.jp/2025/12/r1211602.html



