これは何の話?
Remotionの創設者であるJonny Burgerが、Claude Codeを使ったビデオ開発セッションのログをGistとして公開しました。Remotionはプログラマティックに動画を作成できるReactベースのフレームワークであり、このセッションではAIを活用してコンポーネントの作成や修正を行う様子が記録されています。動画制作をコードで行いたい開発者にとって、AIがどのように開発ワークフローを支援できるかの実例となっています。
セッションでは、MacのターミナルUIを模したコンポーネントを背景色付きのマスターコンポジションに組み込む作業が行われています。

何がわかったか
公開されたセッションログには、Claude Codeによる以下の作業が含まれています。まずsrc/Master.tsxの作成でグレイ背景(#e5e5e5)にMacTerminalコンポーネントを配置しています。次にSeriesからSequenceへの切り替えをユーザー指示で実行し、さらに3D回転(X軸・Y軸20度)の追加など、段階的な修正が進められています。
各変更は差分形式で記録されており、AIがどのように既存コードを読み取り、ピンポイントで修正を加えるかが明確に示されています。

他とどう違うのか
通常のコーディングアシスタントとの違いは、Remotionという特殊なドメイン(React+動画)に対してAIが適切に対応している点です。動画のフレーム制御やRemotionの作成などは一般的なWebアプリ開発とは異なる知識が必要であり、Claude Codeがこれらを理解した上でコード修正を提案していることが示されています。

なぜこれが重要か
プログラマティックな動画制作は学習コストが高い分野です。AIがRemotionのAPIを正しく理解し、自然言語の指示から適切なコード変更を行えることで、参入障壁が下がる可能性があります。これは動画コンテンツの自動生成や大量制作において、開発者の生産性を大きく向上させる技術的な示唆を含んでいます。
未来の展開・戦略性
Remotionチームがこうしたセッションを公開することで、AIを活用したビデオ開発のベストプラクティスが共有されていく流れが予想されます。将来的には、AIエージェントが動画の企画から実装、レンダリングまでを一貫して行うワークフローが実現する可能性もあります。
どう考え、どう動くか
例えば、定型的な動画素材(SNS用ショート動画やプレゼン資料など)の制作をRemotionとAIで自動化するプロジェクトを検討する際、このセッションログが参考になります。
- Remotionを使った動画制作タスクでClaude Codeを試し、どの程度の指示で適切なコードが得られるか確認する。
- プログラマティック動画制作のユースケースで、AIの介入がどの工程で最も効果的かを見極める。
- 今後のRemotionアップデートとAIコーディングツールの連携強化に注目する。
次の一歩:
- 今日やること:Remotionの公式サイトでチュートリアルを確認し、Claude Codeと組み合わせた簡単なプロジェクトを試す。
- 今週やること:AI駆動の動画制作ワークフローに関する他の事例を3件調査し、自社適用の可能性を検討する。

限界と未確定
- セッションログは一部のみ公開されており、プロジェクト全体の構成は不明です。
- Remotion固有の複雑な処理(オーディオ同期やパフォーマンス最適化など)にClaude Codeがどこまで対応できるかは、このログだけでは判断できません。
- 次の確認として、Remotionの公式ドキュメントやコミュニティでAI活用事例を調べることが有効です。
用語ミニ解説
プログラマティック動画とは、コードで動画を生成する手法です(Programmatic Video)。以後は「コードベースの動画制作」と表記します。
出典と日付
JonnyBurger(公開日:2026-01-21/最終確認日:2026-01-21):https://gist.github.com/JonnyBurger/5b801182176f1b76447901fbeb5a84ac






